2025/06/27

徳之島でフライフィッシングをやる場合の参考情報

 前回の八重山列島(石垣島〜西表島、黒島)の続き、南西諸島における陸っぱりソルトウォーターフライフィッシングについてのお役立ち?情報。

今回は徳之島の情報をお届けする。

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勝手がわからない方向けに南西諸島のフライフィッシングガイドも実施しておりますので、ぜひどうぞ! 

中南部のやんばるに似た雰囲気と北部の平坦な大地が織りなす多彩な雰囲気の奄美大島と、地味ながらも隆起サンゴ特有の琉球の雰囲気を醸し出す沖永良部の間に位置するためか、徳之島は全体的に地味な感じがするのは否めない。しかしながら、その素朴な雰囲気がもたらす未開拓感が釣欲を掻き立てるのは間違いない。トレバリーの魚影は濃く、比較的良型が多い。ミナミクロダイも奄美大島より格段に大きく、宮古島でよく見かけるサイズが期待できる。ムラサメモンガラのアベレージも他の島より大きい。初めて訪れた際、ボーンフィッシュはどうでもよくなってしまったほど、魚影とサイズに驚いた。奄美群島に絞った場合、トレバリーなら徳之島、ゴマモンガラなら沖永良部島、これが今現在の私の答えである。

西側から南側にかけては断崖絶壁または満潮でも水没しない硬い岩盤に覆われた岩場が多く、フラットフィッシングが成り立つ場所はほとんどない。フライで狙いやすいリーフの多くは東側にあり、飛び石的に空港付近と北側にある程度。

空港北側のリーフは起伏に富んだ琉球石灰岩とサンゴと砂で形成される複雑な地形であり、ポイント移動は難儀するが、カスミアジの魚影が濃くゴマモンの出没率も高いのでおすすめしたい。インリーフを回遊してくるカスミを待ちつつ神出鬼没のゴマモンを狙うか、リーフエッジ付近のスリットでうろうろしているカスミを狙うのがよいだろう。

島北側に広がる一見よさげなリーフは潮位が下がると閉鎖空間になってしまうため、取り残された魚しか狙えない(右奥は深いので魚が溜まる)。トレバリーを狙うならある程度潮が高いときにおすすめしたいが、堤防前のスリットなら干潮前後でも期待はできる。夏場の強い南風をフォローで受けながら順光で魚を目視しやすいので、サイトフィッシングはとてもしやすい。

ボーンフィッシュで脚光を浴びた某漁港は、東側に広がるエリアをおすすめしたい。ここは岸際にミナミクロダイ、岸際からサンゴ帯にはゴマモンガラ、サンゴ帯からリーフエッジ付近はトレバリーが大いに期待できる。なお、このサンゴ帯には枝サンゴがクラスター上に広がっている場所があるので、決して上に乗らないようにしたい。ボーンフィッシュを狙いたいならメディアで有名?な漁港西側から南にかけて広がるサーフになるだろうが、他のエリアでも可能性はあるので固執する必要はないと感じる。実際このサーフ以外でボーンらしき魚を目視で確認している。

個人的に一押しなのは、島の中心地(街)から北に進んで少し西側に回り込んだ先にある、徳之島では大きめのリーフ。ここはトレバリーとの遭遇率がかなり高い。大きく深いスリットが入り込んでいるため、干潮時でも魚が行き来でき、そのままシャローに上がってくるので大変魚影が濃い。また、カニやフトユビシャコの多さは徳之島随一と言っても過言ではない。岸際は琉球石灰岩の荒々しい起伏のボトムなので、潮位が高いときにウェーディングするのは危険で、潮が大きく引くタイドの干潮前後に沖のフラットで楽しむのがよいだろう。ちなみに、このリーフの南側はポイントの見た目に反して魚っけが乏しいので、無視してもよい。

もう一つ有望な場所がある。島の南東側に広がる、サーフから始まるリーフだ。ここは徳之島では数少ないホワイト系のサーフで、先島諸島の雰囲気を醸し出している。すぐ手前から広がるサンゴ帯では様々な魚種が狙えるので、とりあえず何か釣っておきたいならこの場所をおすすめしたい。

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