2021/07/15

宮古列島(宮古島〜下地島)でフライフィッシングをやる場合の参考情報

<2024/01/22追記>
第一航空株式会社による石垣-多良間便が再開されました
https://dai1air.com/
https://dai1air.com/images/company/ishigaki_20231226.pdf

前回の奄美大島の続き、南西諸島における陸っぱりソルトウォーターフライフィッシングについてのお役立ち?情報。私が抱えている情報はロコアンゴラーやガイドの知識とは比較にならないほどちっぽけなものだし、私より詳しい遠征組は何人もいるだろうが、誰にも頼らずに自力で魚を釣りたい遠征組に少しでも役に立てばと。

今回は宮古列島(宮古島〜下地島)の情報をお届けする。

Underwater,フライフィッシング,東京フライフィッシャーのしがない戯言

沖縄本島と八重山列島の中間に位置する宮古列島。宮古島といったほうがわかりやすいか。宮古島を核として、橋でアクセスできるサテライト的な島(池間島、伊良部島、下地島、来間島)、少し離れて多良間島、その他のプラスαな島がある。フライフィッシャーを見かけることはめずらしく、奄美より明らかにフライフィッシャーが少ない。宮古島にて新たなガイドサービスがローンチしたので、徐々にフライフィッシャーが増えているような印象。

透明度の高さが特徴の宮古島

宮古列島の特徴は高い山がないことだ。山がないということは海への流入河川が皆無に等しい。その結果、海水の透明度は高く保たれ、きれいなサンゴ帯が広がる。八重山列島もきれいな海で同様に大規模なサンゴ帯があるが、石垣島と西表島に限っては山が高く土砂の流入もそれなりにあるため、河口付近の海の透明度は宮古列島と比較すると少し落ちてしまう。詳しい話は八重山列島編をご期待いただくとして、宮古列島の話に戻ろう。

まずは、宮古島から。

石垣島同様、離島バブルによって観光客が激増した印象がある。よい時期はホテルの空室がなく、料金も高くなってしまった。新型コロナ禍でここしばらくは落ち着いているとはいえ、今後客足が戻ってくると予約でまた苦戦するかもしれない。そんなこともあり、私自身、観光のみならともかく、釣りで訪島するときは基本的に8月は避けるようにしている。コスト面の理由もあるが、ハイシーズン中はリーフまわりも水遊びの観光客が多く釣りがしにくくなるのと高水温による魚の活性の低下(これは奄美も八重山も同様)、という理由もある。

さて本題の釣りに入ろう。

奄美のようにドシャローで広大なフラット(砂地・干潟)はあまりなく、水深のあるリーフが多い。対象魚としてはトレバリー、トリガーフィッシュ、クロダイ系、ハタ系、フエ系(フエフキ・フエダイ)といったところか。トレバリーに関してはオニヒラアジをメインとしてカスミアジ、GTがちらほら。トリガーフィッシュはゴマモンガラやキヘリモンガラなどの大型種とムラサメモンガラなどの小型種にわけられる。このあたりは南西諸島の他のエリアとさほど変わらず。クロダイ系に関してはミナミクロダイになるが、奄美や沖縄本島と比較するとサイズはよいが数は少ない印象。

エリア別の特徴だが、南側は断崖絶壁が多く、フライフィッシング可能なポイントは少ない。某リゾート周辺は比較的釣りやすいが、私有地だったり、水遊び含め観光客が多いため、ロッドが振れる場所は意外と少ない。南側エリアは捨ててしまってもよいと思う。

西側にある湾と北側のシャロー、マングローブ帯のシャローが3大エリア

フライフィッシングがしやすいのは西側にある湾と北側のシャロー、マングローブ帯のシャローになる。海水浴シーズンだと釣りは難しいが、東側にいくつかあるインリーフのドシャローも面白い。

リーフエッジが発達しているのは東側で、全体的にラグーンが深く潮位が低くならないと釣りがしにくいが、リーフの釣りをメインとしたい場合やトレバリーに集中したいのならおすすめ。トレバリー用のフライUNDERWATER ONLINEで!

ドシャローフラットのサイトにこだわるのなら北側エリアのシャローかマングローブ帯付近のシャロー、西側の湾などに絞ったほうがよい。いずれも全体的に浅いため、クロダイのサイトフィッシングにも最適。また、このエリアは順光のポジションが取りやすいことも付け加えておこう。

上記の3大エリア以外にも立ち込み可能なフラットはあり、いずれも対象魚は豊富で、サンゴ帯ならイメージ通りの南の島トロピカルフィッシュの五目釣りも楽しめる。他の島同様みんな大好きゴマモンガラも見かけるので、専門に狙ってみるのも面白いだろう。いずれにせよロッドは#8前後が万能で、時折回ってくる70cmを超えるようなトレバリーを狙うのであれば#10ロッドでも大げさに感じない。ミナミクロダイを専門に狙わない限り#6ロッドの出番は不要と感じる。もちろん、タックルは人それぞれなので、好きな番手で楽しんでほしい。トロピカルフィッシュ五目釣りには大きすぎないクラウザーミノーが効果的。

ボトムのマテリアルは奄美より単調

ボトムのマテリアルは奄美より複雑ではないので通常のフラットシューズでも問題ないが、万能なのはやはりフェルト底のシューズ。サンゴの多いリーフではスネを当てたり足を引っ掛けて転倒することがあるので、慣れていない人orケガが心配な人限定だが、夏の山岳渓流で使うゲーターを履くのをおすすめする。なにを大げさなと言われてしまうが、サンゴには刺胞毒がありサンゴ皮膚炎になることがあるので油断できない。ウェアも典型的な南の島ソルトFFスタイルでなんら問題ない。沖縄本島より若干暑く水温も高いので、東京が涼しくなっても宮古島はまだまだ暑い。

深いリーフが多いので立ち込み注意

全体的な注意点だが、海水浴シーズンはビーチでの釣りは避けてほしい。そもそも、その時期のビーチは釣り禁止が多い。それと奄美編でもお伝えしたが、リーフエッジ付近での釣りは要注意だ(詳細は奄美編を参照)。奄美と異なりラグーンが深い場所が多いので、エッジ付近までたどり着けない箇所も多い。言い方を変えると潮が上げてくるとあっという間に戻れなくなるので、沖まで歩くのなら東側の南寄りに集中する比較的浅いリーフを選んだほうが無難かもしれない。なお、浅場にはサンゴが多いので踏み潰さないようにしたい。

奄美は北東部エリアを集中して狙えばよいのだが、宮古島は西側の湾と北側のシャロー、そして東側のリーフがメインポイントのため、それほど距離はないにしても行ったり来たりは時間のロスが大きい(残念がら3箇所とも離れている)。場所の選定や移動に関しては、太陽の角度や天候、風向き、タイドをよく考えて判断したい。各エリアの間には釣り可能な小場所もあるので、時間がないのであればそこに行くのもありだ。潮が上げきってウェーディングできないようなリーフやもともと深くてウェーディングできないサーフであっても、岸沿いを歩きながらトレバリーを探して狙ったり、波打ち際に群れるコバンアジを狙うことも可能なので、タイドとポイントが噛み合っていない場合でも諦めるのは早計。

ちなみに、本州太平洋側〜南西諸島限定の話だが、秋の大潮は昼間の干潮はあまり下げない(夜間の干潮が大きく下がる)。そのため、春夏の干潮では浅すぎて時合が短いポイントが秋口にはよくなったりするので、季節によるポイント選択も重要。

なお、北側のシャローにある池間島大橋直前の宮古島側にあるやや深くて狭いチャンネルは、大潮の上げと下げのときは川のように潮が流れるので要注意。フラットからいきなり深くなって激流になるので、潮が動いているときは近寄らないようにしたい。

西側と北側を移動する際だが、変な時間に中心地(平良)を突っ切ると時間がかかるので、そのようなときは宮古空港の東側を抜けるように移動することをおすすめする。沖縄本島と同じくレンタカーが非常に多い。ここも例にもれず地元の車は島時間でノンビリだ。慌てずにこちらもノンビリを楽しもう。

奄美のビッグツーのような存在は少なくとも私にはないが、ある程度大きい街なので何か困っても何かしら手に入るだろう。釣具店は中心地にいくつかあるが、いずれも小規模だ。ルアー専門店が一箇所あった気がするが、フライショップはもちろんない。クローズが早く選択肢の少ない宮古空港の飲食店には苦労させられてきたが、空港にほど近い場所(徒歩可能)にショッピングモールがオープンしたので、帰りの飛行機待ちの合間に食事を摂ることが可能になった。お土産をそこで購入するのもおすすめ(無料段ボールありの宅配梱包カウンターあり)。

釣り場の近くは自販機の数が少なめ

コンビニは中心地に集中しているため、ホテルで朝食が出ない場合は釣り場に向かう前に食料を購入しておきたい。飲食店は中心地以外にもポツポツあり、有名店も散らばっているので昼食はなんとかなる(ただし、東側に飲食店は少ないので要注意)。釣り可能な場所のそばに自販機は意外と少ないので、ドリンクは買い込んでから立ち込みたい。

さて、次は池間島に話を移そう。

池間島はエントリーポイントが少ない

宮古島の北に位置し、橋でつながる池間島は、宮古島側を除きやや深めのリーフに囲まれている。そのため、大潮の干潮付近でないとフライフィッシングでの釣りは難しい。どちらかというと立ち込んでの釣りではなく岸からリーフ周りのブラインドによる五目釣りをするか、時折回ってくるトレバリーを狙い撃つ釣りが中心になる。フラットでの釣りがしたいのなら池間島大橋のたもと付近をおすすめする。ただし、位置関係からどうしても逆光向かい風になりやすいので、宮古島側から狙ったほうがよいかもしれない。つまり、前述した宮古島の北側のシャローのことだ。そもそも池間島は海へのエントリーポイントが少ない。飲食店は橋のたもとと港にいくつかあるが、自販機はほぼそのあたりにしかないので、奥の方で釣りをする場合は事前に買っておきたい。

次は来間島。

来間島は西側一択

美しい前浜ビーチの向かい側に位置する来間島もまた、深めのリーフが多い。宮古島から橋で渡れるこの島もエントリーポイントが少なめで、池間島と同じような釣りを強いられる。とはいえ、若干ではあるが池間島より立ち込んでの釣りが成立しやすい気がしている。ただし、こちらも大潮の干潮付近でないと深すぎて難しい。ちなみに、私がこの島で釣りをする場合は西側一択だ。車が止められる場所の真ん前は水遊びが多いので少し離れて釣りたい。一部のポイントは比較的浅場にサンゴが多いので踏み潰さないようにしてほしい。近年リゾート開発が進んでおり飲食店はいくつかあるが自販機はわずかなので、ドリンクは宮古島で買い込んでおくことをおすすめする。なお、来間島はウェーディング中に沖からの波を受けやすいので転倒に注意したい。

そして、伊良部島。

伊良部島は下地島とセットで考えるべし

伊良部大橋というインスタ映えスポットでつながる島は以前は船で行くしかなかった。そのため手つかずのポイントがあったはずだが、伊良部島に隣接する下地島空港で民間航空機の発着がはじまり観光地化されてきた印象がある。東側から北側にかけて険しい地形が連なるため、フライフィッシングでの釣りは事実上不可能。伊良部島で釣りになるのは下地島から続く広大なフラットと伊良部島と下地島を分け隔てる運河状の水道(正式名称は「入江」らしい)のみと考えてよい。この2つのエリアは下地島編で解説したい。

最後に下地島。

下地島は北側に広がる広大なフラットと運河筋(水道)がメイン

この下地島の一番のポイントは島北部の滑走路右側に広がる広大なフラットだろう。フラット自体は伊良部島とつながっているが、ベースとなる空港が下地島にあるのでここでは下地島として紹介する。リーフエッジ直前に深いラグーンがあるので前方礁原での釣りは難しいが、大潮の干潮であればかなり沖合まで歩いていける。ただし、ここはエッジから岸までの距離がある分、ある程度下げてしまうと一気に魚がいなくなる。逆に潮が上げてきても他のフラットと比較して魚の入りがやや遅い気がしている。それを踏まえて、ある程度潮が引いたら立ち込めるところまで一気に沖合に出ることをおすすめしたい。上げてきた際はいつでも後退できる体制でなるべくゆっくり岸へ戻ったほうが魚の姿は確認できるだろう。2022年には全体的にウィードが短くなってしまったが、2023年9月現在少しずつ復活している。それに伴い、砂地とウィードが絡むポイントを好むマトフエフキの魚影も増えてきたようだ。

注意点としてはフラットの南端から(実際には深すぎて行けない)リーフエッジまでの距離があるため、フラットの地形をよく読まないと戻れなくなってしまうことだ。深いチャンネルは皆無だが、ところどころ深い窪みがあるので初見ではリスクが高いだろう。大潮のド干潮で行ける最先端から岸に向かって1/3の距離で東側に浜があるので、もし戻れそうもないと判断したのなら無理に南岸まで歩かずにその浜からあがることをおすすめしたい。なお、ド干潮の下げ止まり前後の短期決戦で挑むなら、この浜からエントリーしたほうが歩く距離は少なくなるのでおすすめ。それともうひとつ、巨岩(津波石)が点在しているので、大型魚とのファイトでラインを巻かれないように注意したい。

このフラットの魚種は宮古島の他の島と変わらないが、トレバリーの姿はよく見かけるのでトレバリー狙いに徹するのもアリだと思う。ゴマモンガラはかなりの大型がおり、ゴマモンガラに絞るならやや沖合のサンゴ帯に絞れるが、その付近はあまり浅くなく潮位がかなり下がる日以外はテイリングのチャンスは少なめ。ミナミクロダイはそれほど数が多くないので、ミナミクロダイを狙うのであれば、このフラットの沖合ではなく岸寄りか伊良部島と下地島の間の運河筋をおすすめする。それでも沖縄本島や奄美と比較して数は少ないので、あえてミナミクロダイを狙う必要もない気がする。ちなみに、このフラットでは、みんな大好きなあの魚もこの目でかつ至近距離で確認している。残念ながらそのときその魚は釣ってはいないが、私がこのフラットに訪れる理由の半分はそれを狙うためだったりする。

さて、上述した運河筋だが、一見エントリーポイントがなさそうで私有地に囲まれているように感じるが、釣り可能な箇所があり、いくつかかかる橋付近からエントリーできる。透明度が落ちるため満潮時に橋から覗くと深く感じて実際に深いのだが、浅いところはある。急に落ち込んでいる箇所が多いので、ウェーディングには十分注意してほしい。その落ち込んでいるエッジ沿いにトレバリーが入ってくるのでブラインドで狙うのもおすすめ。また、潮が動いているときは潮流が速いのでその点も注意したい。オカッパリだと岸沿いを通して歩くのが難しいが、ここは場所によってはマングローブがあり独特の雰囲気。こじんまりとした場所で静かに釣りをしたいのなら間違いなくおすすめポイント。一部を除きバックスペースを取りづらいのが難点(立入禁止に注意)。

余談だが、この運河筋の北側と広大なフラットへは頑張れば空港から徒歩でエントリーできるので、周辺の宿を拠点とすればレンタカーなしの低コスト遠征釣行も可能。6pcのロッド携行でバスケットなしウェーディングシューズなしで水陸両用サンダル代用で預け荷物を減らして安宿を利用すれば更にコストダウン可能で、それこそ超低コスト遠征釣行が可能かもしれない。とはいえ、すべて徒歩だと遠征組にとって貴重な時間を食いつぶすので、さすがにレンタサイクルくらいは借りたほうがよいだろう(空港と一部の宿にある)。水陸両用サンダルについて補足する。この場所のようなサンゴのきつくない混合フラットあるいはサンドフラットやマディフラットではほぼ問題ないが、ゴツゴツしたリーフフラットではくるぶしが覆われていないマリンシューズなどは避けたほうが無難。クロロプレーンソックスを履いていても簡単に怪我をする。

ちなみに滑走路北端西側にはインスタ映えするとても美しいフラットがありトレバリーが結構回ってくるが、干潮時は水遊びの観光客だらけでとても釣りをする雰囲気ではないので避けたほうが無難。人が少ないときなら釣りになるが、少ない時間帯は潮位が高すぎてあまりよくない。なお、滑走路側にテトラが敷き詰められているのでエントリする場合は十分気をつけてほしい。

下地島には飲食店が皆無だが、ほぼ同じ島と言える運河筋の伊良部島側と伊良部島東側にはいくつかあるので昼食は困らない。自動販売機はその周辺にある。大手コンビニとしては伊良部島の東側の集落にファミマがある。

多良間島はド干潮前後に絞って宮古島からの強行日帰りも可能(ただし、宮古島来島初日は無理)

宮古島から少し離れた多良間島は典型的な隆起サンゴの島であり、ウェーディングし易いリーフフラットが広がる。数多くのトゥブリ(小径)があるため海へのエントリーは比較的楽で、池間島や来間島よりエントリー場所が多い。

島の南東から南側はやや深く、北側のほうが全体的に浅い。個人的には北西〜北側と、港を挟んで北東側をおすすめしたい。夏場は追い風になり順光のポジションも取りやすいが、下地島・伊良部島と同様に場所によっては巨岩(津波石)が点在しているので、大型魚とのファイトでは気をつけたい。南側はサンゴがきつい深場が多く、ウェーディングではなく岸からクルージングのトレバリー狙い撃ちがメイン。

北側エリアには春夏の大潮の干潮時にギリギリ露出するかしないかという付近に非常に脆い枝サンゴ?がテーブル状に広がる箇所があるが、上に乗るとズッポリ踏み抜くので可能な限り乗らないようにしてほしい。そのエリアを避けるか、隙間の空いている箇所を歩いて移動してほしい。

他の島と比較してカスミアジの魚影が濃く、ゴマモンチャレンジも多め。たまたまなのかもしれないがこれまでミナミクロダイを一度も掛けたことがなく、テイリングも見たことがない。エリア的には生息域だろうが、この島に来るとミナミクロダイは眼中にないので、狙いもしないし、見つけようとも思わないので、気がついていないだけかもしれない。

船便もあるが飛行機を使えばすぐ。行きは10時前に多良間空港着、帰りは16時台に多良間空港発のフライトスケジュールで組めば、宮古島からの強行日帰もできなくはないだろう。飛行機なら八重山と違って船便で欠航になるリスクも低いので強行日帰りはしやすいはずだ。とはいえ、初めて訪れるならポイント調査で時間を食いつぶすし、360度広がるポイントを前に短時間で納竿するのはもったいないので最低1泊をおすすめする。宿が小さめで少ない割にダイビング客が多く長期滞在も多いので、ハイシーズンなら宿の確保は早めに行いたい。

車で30分もあれば一周でき(野良ヤギに注意)、観光地化されていないためよい意味で何も無い島。コンビニはないが、島の北側の集落にこじんまりとしたスーパーが2軒ある。自販機もこのあたりに集中しているのでドリンク調達スポットとして立ち寄りたい。カードや電子マネーはごく一部でしか使用できないものと考えてよく、ほぼ現金決済の島だ。私のようなキャッシュレス派は現金を多めに持ち込もう。また、日曜日は営業していない店が多いので、前日の夕方にスーパーで食材を買い込むか、食事付きプランでの宿泊をおすすめする(それでも日曜ランチは難民必至)。どうにもならなければすまむぬたらまに駆け込もう。

なお、羽田含む遠方からだとフライトスケジュール的に宮古島来島初日に多良間島で昼間の釣りをするのは難しいので、初日は移動で1日消費する覚悟が必要。

2024/01/22からは第一航空株式会社による石垣-多良間便が再開されたので、便数が少ないとはいえ石垣島からの航空路によるアプローチも可能になった。なお、水納島へはチャーター便の船でしか渡れないので注意。

主だった島は橋で繋がっているために様々な場所をめぐることができるのが最大のメリット

宮古列島は橋で繋がる島が多いため、時間さえあれば船を使わず様々な場所をめぐることができるのが最大のメリット。宮古空港から下地島空港からもアプローチしやすいので、レガシーキャリア(FSC)とMCC/LCCをうまく使い分けて遠征を組み立てられるのもよい。

色とりどりのポイントを車オンリーで巡る釣りがしたいのなら宮古列島をおすすめしたい。もちろん、短い日程で宮古列島すべて回るのは難しいが、ポイントを絞れば2泊程度でも十分楽しめる。ハブが生息していないことも、安心して楽しめるポイントの一つだ。

宿に関して。どうしてもポイントが散らばるので、ポイントを絞り込まないならどのエリアにも移動しやすい平良に宿泊するのが無難。飲食店も多いのでアフターも楽しめるだろう。奄美と比較してクレカが使える店舗が多いのも、キャッシュレス派の自分にとっても好都合だ。 

困ったことに、石垣島のように観光地化が著しく、いままで入れたエントリー場所が立入禁止になったり私有地になったりと変化が激しい。釣行の際は十分注意してほしい。

なお、9月はもちろん10月になってもウェットウェーディングは余裕で楽しめるが、10月に入ると気圧配置が変わり、日によって北風が吹き出すことが多いので、アゲインストになりやすいポイントの多い宮古島と下地島、多良間島は少し釣りづらいかもしれない。 

コロナ禍で廃業や車両数見直し(島外へ回す)が相次いだようで、2022年はレンタカーの予約が難しい状況が続いた。2023年もレンタカーが少なく苦労した。この先も同じ状況が続くかどうかわからないが、航空券の手配が済んだら宿より先にレンタカーの予約をおすすめしたい。

ガチ釣りに疲れたらトロピカルフィッシュ五目釣りをどうぞ!